苫小牧フェリーターミナル
(1:54)
2017年8月11日。
いよいよ北海道上陸です。
(1:54)
バイクに乗り始めて約2年、あこがれ続けた土地に、
(1:59)
ついに上陸を果たしました……が。
そのまま北海道の大地へと繰り出したいところですが現在時刻は午前2時。雨も多少ぱらついている中、わざわざ暗闇を走る訳にもいきません。
(2:01)
ということで、バイクは軒下に停めてフェリーターミナル内へ突撃。しばらくここで待機させてもらいます。
こんな時間でも空いていますし、先客もそこそこの数います。連なるベンチに身を横たえ、2時間弱仮眠しました。その場では寝た気になっているけれど、起きてしばらくすると体の芯からじんわりと疲労や眠気が染み出すあたり、やはりきちんと眠れていないことが分かります。
(4:12)
起きてみると仮眠組がわりと増えているのと、早朝出発の便に乗る人たちがゲート前に待機していました。
(4:21)
さあ、北海道本番はこれからだ。
支笏湖
(4:40)
国道276号で支笏湖方面へ。止まっていると雨は感じないけれど、走ると身体の前面に水滴がつく程度。いきなり登場する、まっすぐで何もない道と路側を示す矢印。
(4:41)
国道453号に乗り換え、支笏湖。いかんせんこんな天気なので、特に停めて景色を楽しむこともなく通過。……まあそんなことを言い出したらこの一週間ずっとこんなもんなのですが。
札幌・平岸高台公園
(5:39)
苫小牧を離れてからずっと人里離れた道でしたが、国道453号は札幌へと続く道。市街地が近付くとセイコーマートを発見。北海道で楽しみにしていたもののひとつです。
(5:41)
……えっパスタが100円ってどういうことですか。
量はそれなりに抑えられているものの、値段の割には十分な量があるし何より朝はあまり食べない僕にとってかなりちょうどいいサイズ。店舗によって置いてある種類は違うものの、合計で8種類くらいあるのでこの先でもひどく重宝しました。
腹ごしらえを済ませたら札幌市街へ。ツーリングである以上市街地にはまったくと言っていいほど用事が無いのですが、1箇所だけ寄りたい場所が。
(6:10)
『水曜どうでしょう』の前枠・後枠の撮影場所としてお馴染みのあの公園です。HTBのすぐ裏というだけで、本当に普通の公園でした。
(6:14)
ちなみに朝早いのでHTBはまだ開いていません。待たずに先へ進みます。バイバイonちゃん。
富良野に向けて爆進中。ホクレンフラッグ道南の黄色入手済みです。 pic.twitter.com/6T2iHCq1tt
— 奇行太朗 (@kiko_taro) 2017年8月10日
ホクレン江別で黄色のフラッグをGET。
ホクレンフラッグとは毎年夏季になるとホクレンのガソリンスタンドが販売しているもの。北海道を道南・道北・道央・道東の4つに分け、それぞれのエリアごとに計4色の旗を扱っています。端的に言えば、4色持っていればおおよそ北海道を一周している証拠になる感じです。
フラッグは全てのホクレンのSSに置いてあるわけではなく、取扱店も毎年多少変化しているようなので、毎年公式情報をチェックするのが良いかと思います。
(8:03)
(8:07)
小腹が空いたら適宜セイコーマートで休憩がてらちまちま栄養補給しながら、次の町富良野へと向かいます。
(8:54)
国道452号、夕張国道沿いに三段滝なるものを見つけて停まるなどもしました。
富良野
(9:52)
はじめに断っておきますが、僕は「北の国から」が全く分かりません。ので、とりあえずなんとなく走りました。
(10:00)
地面はウェットだし空模様はいつ降ってもおかしくない感じ。
(10:16)
ハートヒルパークからの眺め。
(10:27)
ぬっかくし……?
(10:29)
富良野駅の東から北東にかけてのエリアには延々と碁盤目状の農地が広がっていて、だだっ広い中をトコトコ走るにはもってこいです。
道央の2本目ゲット。 pic.twitter.com/TOU9LWGJQ2
— 奇行太朗 (@kiko_taro) 2017年8月11日
美瑛
(11:31)
富良野から国道(沿いの農園の道)を北上し、上富良野を経由して美瑛町へ突入。ここは十勝岳望岳台です。あとちょっとで雲が晴れて十勝岳が見えるかのような雰囲気ですが、次から次へと雲が来るのでずっとこんな感じです。
(11:59)
(12:01)
白ひげの滝。なんなんだこの川の色。
滝は川に掛かった橋から見下ろすことができ、このあたりには温泉宿も集中しています。そして他の観光客もそこそこいるのですがほとんどみんな外国人だったぞ……。
白ひげの滝から2km弱、道道966号を美瑛市街の方へ向かうと、脇にダートの道が現れます。ダートのくせに車がジャンジャカ出入りします。ここが青い池の入り口。ダートを100mほど走るとダートな駐車場に出るので、そこに停めてさらに100mほど徒歩。
(12:18)
(12:23)
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……誰だい、ここに入浴剤をぶち込んじゃったのは。
色の理由などはリンクへどうぞ。Apple製品の壁紙として採用されたことで一躍世界的に有名になったようです。光の具合によってこの青もまた変化してくるらしい。
白ひげの滝もそうならここも外国人観光客が多かったです。体感では日本人半分もいなかった。わざわざお盆に来るんだなあ日本に……。
山を下り美瑛の町の方へ。
まず向かったのは新栄の丘。
(12:59)
(13:01)
(13:05)
美瑛はなだらかに凹凸を繰り返す地形が特徴。輪作(同じ畑に何種類かの作物を数年おきのサイクルで作る方法)によって畑の色がパッチワークのようになるのと相まって非常に美しい景観をつくります。
(13:30)
三愛の丘。
(13:36)
ジェットコースターの路を登っている途中。右に見える観覧車は「深山峠アートパーク」のもの。
(13:38)
そしてジェットコースターの路。直線道路は日本に数あれど、程よいなだらかなアップダウンと周りが開けていることからの景観美はやはり北海道の十八番なようです。
(13:38)
いやっほう!!!!!(近)
ジェットコースターの路は知名度があるので、交通量も車を停めて降りる人もわりと多いです。写真に夢中になってトラブルの無いようお気をつけてください。
(14:32)
マイルドセブンの丘。ポスターに採用されたことからその名前がついた丘だそうですが、元のポスターを知らない(後日調べたら雪景色でした)。
(14:39)
ケンとメリーの木。
日産スカイラインのCMに使われ、当時の出演者の名前からとったらしいです。……そもそも元のCMを見聞きしていないと感慨もあんまり無いんだよなあ……。
その後「セブンスターの木」も見に行きましたが、バスから降りたアジア系の外国人観光客が我が物顔で車道の真ん中にいてウルトラ邪魔だった記憶しかありません。
(15:13)
就実の丘。
(15:14)
(15:12)
直線の方も綺麗だけど、その脇の道もなかなかに風情があります。
就実の丘を撤収しようとしたタイミングで、雨雲が襲来。美瑛で見たいところはひととおり回ったことと、この先日没近くまで回復が見込めないことから、これにて撤収としました。
美瑛は場所によって観光客の多寡の差が激しく、ライダー的にはそれが観光のしやすさに直結するので、事前に調査して覚悟するか、あるいはのんびり自分の足でお気に入りスポットを探すのが良いと思います。
(15:14)
ヤエーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!