出かけた時から帰り道

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船と原付で行く八丈島2019【4終】ふれあい牧場、フリージアまつり、黄八丈めゆ工房

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(7:10)

おはようございます、八丈島最後の朝食です。

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(8:34)

朝一の出がけに、同じ宿に泊まっていたおじいちゃんズから、明日葉ひんぎゃの塩を貰いました。

明日葉は宿のおばあちゃんがそのお客さんにあげたものらしいのですが、我々にスルーパスされた形に。

ひんぎゃの塩八丈島のものではなく、八丈島から80km南にある、伊豆諸島有人最南端の青ヶ島の特産品です。が、八丈空港はじめ竹芝客船ターミナルの売店でも買うことができます。明日葉は正直我々2人暮らしが家で消費するには酷な量でした。

今日は夕方に飛行機で帰るのですが、それまでは相変わらず原付で島を走り回ります。朝一で原付を走らせて空港へ向かい、空港のコインロッカーに余計な荷物をぶち込んで観光スタートです。

 

遊び平牧野看視舎(2/2回目)

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(9:06)

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(9:07)

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(9:12)

八丈富士の7合目をぐるりと囲む鉢巻道路の西側から一本入ったところにあります。今回2度目の登場になりますが、何度来てもここには他の人もいないし眺めは良いし八丈小島は見えるし牛はいるしでお気に入りの場所です。それ以外に説明は要るまい。

 

ふれあい牧場(3/3回目)

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(9:20)

ここもいったい何度目なのか。しかし、一通り回り終えてから気象条件に応じて気に入った場所を再訪しのんびりするのも乙です。むしろこれぞ島旅の醍醐味と言えるかもしれません。他の島ではあまりやってないですが。

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(9:31)

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(9:36)

牧場を出ようとしたところにちょうど、牧場を管理されている方が大量の藁を持ってやって来ました。

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(9:37)

好きに食べさせていいとのことだったのでありがたく餌付けタイム。片手でカメラを構えている都合上こんなあげ方をしていますが、両手で束の両端を持ち横向きにして真ん中から咥えさせるのが食べさせやすくて正解です。この後牛に手を舐められました。

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(9:38)

押しの強い牛に追いやられて端の方にいる小柄な牛たちを中心にあげました。

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(9:45)

運がいいとそんなイベントにも巡り会えます。何度も来て正解でした。

 

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(10:00)

いよいよ牧場を後にして八丈富士を下ります。

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(10:03)

するとその途中、沿道で牛と遭遇するイベントが発生。

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(10:03)

さっきまで牛との距離が近かったので麻痺していますがここは牧場ではありません

 

南原千畳敷

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(10:23)

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(10:25)

島の中央よりやや北寄りの海沿い一帯です。平らな岩場の続く海岸ですが、実際に歩いてみるとなかなかの凹凸で足を取られます。

過去も含めて来たのは初めてでしたが、思っていたより開けていていい場所でした。でっかい駐車場に原付を停めたら、目の前の広い岩場をうろうろします。

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(10:39)

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(10:36)

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(10:37)

楽しいので跳びました。

 

フリージアまつり(八形山フリージア畑)

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(11:12)

東京へ帰るその日からちょうど始まったのがフリージアまつり。八丈富士をバックに色とりどりのフリージアを見ることができます。このほかにも野点会や太鼓の演奏、踊り体験、黄八丈着付け体験などのイベントが行われているようです。

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(11:39)

このイベントの凄いところは、フリージアをその場で摘んで持ち帰ることができることです。……ご安心ください。最初の八丈富士バックの景色は鑑賞専用エリアで、摘み取りができるのは近くにある摘み取り用の花畑です。

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(11:05)

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(11:06)

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(11:09)

摘んで帰れる数は一人あたり20株まで。とはいえ20株ともなると大人の一抱え分にもせまる量なので、順当に持ち帰ることを考えるとせいぜい10株くらいになります。摘み終えたフリージアは、管理小屋にいるスタッフのお姉さんに預けると新聞に包んで渡してくれます。

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(11:42)

この一束で10株くらい。上手に球根ごと引き抜けば、自宅で植えて栽培することができます。球根を掘り出すための竹スコップが借りられるのでレッツトライ。

 

スーパーあさぬまのパン(3/3回目)

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(11:58)

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(11:58)

離島のスーパーとは思えないこのラインナップ。好漁場ど真ん中の島なら海産物じゃないのと思う方もいるかと思いますが、魚は宿で毎食食べられるのです。昼くらいは多少趣の異なる食べ物が欲しくなるんです。

 

底土港

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(12:17)

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(12:17)

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(12:51)

そして港へやって来ました。

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(12:22)

買ったパンを食べるために。

島の港の客船ターミナルは、座る場所がそれなりの数あってだいたい常時開放されているし自販機も置いてあるので、船が出る前の時間以外はこうしてガラガラの休憩所として非常に有用です。港なだけに手頃な場所にあることが多いですし。

 

登龍峠展望台(5/5回目)

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(13:48)

大勝利登龍峠。非常にいい感じの雲です。

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(13:51)

のびのびする親子。

 

洞輪沢温泉

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(14:14)
ぼらわざわ、と読みます。名古の展望台から毎度見下ろすだけでしたが、せっかくなので寄ってみました。入らないけど。

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(14:14)

利用は無料ですが石けんシャンプーは使用不可。たしかシャワーはじめ洗い場自体が無いはずです。立地といいたたずまいといい、なかなかエキスパート向けな温泉な気がします。八丈島に来たら、まずはみはらしの湯から攻略しましょう。

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(14:15)

名古の展望台の方を見上げたところ。断崖に囲まれた漁港の脇にある温泉です。

 

黄八丈めゆ工房

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(14:55)

まず黄八丈とは何ぞやというところからですが、八丈島に伝わる草木染の絹織物です。

黄八丈 - Wikipedia

黄八丈めゆ工房 | 八丈島観光協会

本場黄八丈 -黄八丈めゆ工房- | 読み物 | 染と織たかはし

黄八丈は黄・樺(赤みのある橙色)・黒の3色で構成されます。品のない表現で端的に言うと、かなり高級な部類の織物です。

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(14:34)

黄八丈めゆ工房では、そんな黄八丈を使ったアイテムを買えるだけでなく、織っている様子を目の前に見ることができます。解説ビデオも見せてもらうことができます。

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(14:36)

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(14:47)

財布やカードケースや印鑑ケースといった比較的お手頃な小物もありますので是非立ち寄ってみてくださいな。

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(14:48)

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(14:52)

人慣れしたネコもいます。

 

モービルレンタカー八丈島

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(15:13)

そろそろお時間なので原付を返却しましょう。ガソリンスタンドから借りると、返却前の給油が同じ店頭でできるので楽です。

返却時、すごい走ったねと言われました。後半は主要な道とほぼ全ての集落名を覚えてしまい地図なしでも島内各地へほいほいと行けてしまうようになり、行きたい場所へポイントポイントで攻めるようになった結果です。

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(15:13)

モービルレンタカーはこの真っ黄色な送迎車両が目印。手続きが完了すると空港まで送ってもらいました。

 

八丈島空港

ちょっと早めに空港に着いて、事前に物色していた土産をこのタイミングで購入し、預け荷物に加えました。

まだ空いているうちにチェックインカウンターへ行ったら、摘んだフリージアや貰った明日葉の束をまとめて釣り竿などを運ぶケースに入れてくれました。混んでいる時に来た人たちはみんな機内へ持ち込んでいたので、余裕を持って大正解。

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(16:16)

空港のロビーは次第に混んできますが、2階の展望デッキ入口脇にある木のベンチは若干座り心地が悪いものの穴場です。アイスを食べながら待機しました。それにしても良からぬ雰囲気の名前をしたアイスです。

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(16:36)

保安検査場通過後。ロビーより圧倒的に座席数が多いので、保安検査の列が落ち着いたら早めに移ると良いかも知れません。

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(17:44)

そしてさようなら八丈島青ヶ島への乗り継ぎを含めれば3度目の上陸でした。

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(17:46)

地図の縮尺に対してどえらいスケール感の自機表示。

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(18:04)

そのくせ、着陸コースの都合か派手に迂回して羽田へ降り立ちます。八丈島は伊豆諸島で(現在)唯一羽田との便がある島なので、青ヶ島に次いで遠いという距離のわりにアクセスは悪くありません。

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(18:41)

1時間ほどで無事羽田に到着しました。

 

スケジュールまとめ

3/20(水)

 22:00 竹芝客船ターミナル
 23:00 橘丸出航

3/21(木)

 09:00 八丈島底土港、原付レンタル

 14:00 八丈島地熱館、足湯きらめき

 17:00 ふれあい牧場

 18:00 宿着(椿荘)

3/22(金)

 07:30 朝食

 09:30 ポットホール

 11:30 八丈富士(お鉢巡り)

 14:00 ふれあい牧場

 16:00 みはらしの湯

 17:30 六日ヶ原砂丘

 18:30 宿着(椿荘)

3/23(土)

 07:30 朝食

 09:00 登龍峠展望台

 10:00 唐滝・硫黄沼コース

 12:00 八丈島歴史民俗資料館

 15:30 八丈植物公園

 17:00 みはらしの湯

 18:00 宿着(椿荘)

3/24(日)

 07:30 朝食

 09:00 遊び平牧野看視舎、ふれあい牧場

 11:00 フリージアまつり

 14:30 黄八丈めゆ工房

 15:00 モービルレンタカー

 15:30 八丈空港

 19:00 帰東京

 

ということで、船と原付で行く八丈島2019年版でした。

雨には一部降られたものの行程にはほぼ影響なく、かなり上出来な部類だったように思われます。普段島へ行くときは1泊3日(船中泊1)が基本ですが、3泊5日と丸2日追加した今回のスケジュールでは、(移動的にはわりとハードめですが気持ち的には)かなりゆったりと島を回ることができました。「天気がいいからあそこに行けば今度は良い景色が見られるかも知れない!」という思い付きを実行に移せるのは非常に楽しかったです。

八丈島の観光自体は2度目で、東京諸島に関しては今まで再訪ということをしていなかったのですが、この感じだと他の島を再訪した時にも十分楽しめそうな予感がした旅でした。あとやっぱり天気ですね。八丈富士のお鉢巡りは天候次第では中止にする勇気も必要です。決して楽に歩ける道ではないのでご注意ください。

 

以上、最後までありがとうございました。

 

旅行期間 2019.3.20~2019.3.24

旅行記完成 2019.10.4