出かけた時から帰り道

バイクや車やフェリーや列車や飛行機や自転車による全国(時々海外)の旅行記群、分割日本一周の記録です。VTR-F乗り。(子育てのため長期旅行お休み中)

中国地方一周~山陽・山陰の旅~【5】呉・秋吉台・角島大橋・元乃隅稲成神社

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(11:09)
瀬戸内海沿いの国道185号を、気持ちよく海を眺めながら走ったり、何の変哲もない市街地の信号待ちにむすっとしながら西に走ること約1時間半。
海沿いにある街を、といいます。

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(12:30)

でけえ。

海上自衛隊呉資料館、またの名を『てつのくじら館』

www.jmsdf-kure-museum.go.jp

 

海上自衛隊の歴史、掃海艇(戦後日本近海に浮かびまくっていた機雷の撤去を仕事とする

船)の紹介、潜水艦の紹介と艦内での生活などが主な展示内容です。

 

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(12:39)

機雷さん。

そしてここの目玉はなんといっても、表にどどんと構える潜水艦の見学。何を隠そうこいつは「ゆうしお型潜水艦あきしお」、1986年から2004年まで実際に海上自衛隊で使用されていた艦体なのです。

 

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(13:09)

中は撮影禁止です。ので、実際行ってみてください。とても狭くてとても機能充実でとてもかっちょいいです。

 

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(13:17)

ショップのやたら充実した帽子ラインナップ。

もっと広くして売るもの増やしてもいいと思うの。欲出していきましょうよ。

 

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(13:25)

次。てつのくじら館の真向かいにあるのが大和ミュージアム

yamato-museum.com

 

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(13:27)

戦艦陸奥の主砲身がお出迎えです。

 

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(13:49)

チケットを買って入場すると、すぐに戦艦大和の1/10スケールが鎮座しています。

 

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(13:49)

ただ、船首方向から取ろうとすると背後がでかい窓ガラスでゴリゴリの逆光となるためあまり撮影に向いていません。

 

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(14:05)

こんなにたくさん砲台が並んでいるのに沈められるものは沈められるんですな……。

 

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(14:05)

大和ミュージアムの展示は大和のスケールを挟んで左右に分かれていて、片方は軍港呉の歴史をたどるパネル中心の展示、もう片方は広々とした実機の展示室です。

 

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(14:10)

パネル展示の方は激混みだったので基本スルーしました。

ミュージアムショップも激混みでしたがとりあえず一通り見て回りました。

 

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(14:20)

以上、でした。というか以上広島でした。

広島県なのに宮島も原爆ドームの絵もなく、大久野島と呉で終わらせるという変化球っぷりでした。


さて、次の目的地は秋吉台です。……次といっても200㎞近くあるのですが。
全力で高速道路を利用して直行します。

 

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(17:20)

3時間後、秋吉台に到着。

 

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(17:22)

秋吉台カルスト展望台です。だだっ広いです。だだっ広すぎてあまり現実味がありません。

何を隠そう、ここには比較的最近のうちに来ています。

u-travel.hateblo.jp

2年前の夏の旅行記です。

 

ただ当時は新山口からレンタカーを借りて来たのであって、今回は秋吉台を自分のバイクで走ることが目的。よって秋芳洞はパスします。

 

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(17:55)

秋吉台を走っているところ。秋吉台の端から端まで走って、来た道を引き返してまた端から端まで走ってきました。

カルスト地形そのものの規模は言うまでもなくここ秋吉台が日本一なわけですが、単純な展望という意味では四国カルストの方が開けている気がします。ただし四国カルストがちょくちょく中央線が消えるのに対し、秋吉台は完全2車線なので非常に走りやすいです。

 

カルストを走り終えた頃には18時を回っていたのでそろそろいい時間。

しかし、本日の宿は下関に押さえています。本州の端っこです。いくらここが既に山口県だからといって、直線距離でも約30kmあります。

 

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(19:03)

……ということで、写真の上ではあっという間に関門海峡へ。壇ノ浦PAです。水曜どうでしょうの企画「サイコロ2」本編内で話題になったあの壇ノ浦リポートの場所です。

そして、ここで雨に突然降られることに。

停めてあったバイクの荷物に慌てて雨カバーを被せて、自身は屋内へ退避。しばらく売店をうろつきつつ土産を見つくろっていると、次第に雨は勢いを弱めてきました。

完全にはやみ切らない雨を食らいつつ関門橋を走行し、九州に上陸。今回の旅で最も遠い場所に到達です。

 

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(19:28)

渡ってきた関門橋を見上げる。門司崎灯台のすぐ南、関門トンネル人道入口の前です。

ここでまた水曜どうでしょうファンの皆さんは「人道」というワードで察しがつくかもしれませんが、番組内の企画『原付西日本制覇』の中で出演者二人が関門トンネルの人道を抜けエレベーターから出てくるあの場所です。

 

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(19:30)

当時そのままの景色。

 

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(19:28)

毛利の殿様巻を食べるバトルをしていたあの場所は、人道の出口から道を挟んで向かいの場所でした。

 

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(19:40)

九州の滞在時間はほんの20分程度。今回のメインは中国地方なので九州はお呼びではありません。帰りは関門トンネルを使って本州へ帰投。

 

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(20:06)

本日の宿はHOTEL AZ 山口下関店」

この手のビジホチェーン店はチェーンの時点で客室のクオリティ(設備や清潔さ)が一定以上は保証されているようなもの。そして駐車場が無料で広々しているのでバイクの置き場にも困らないことが多いです。予約する時点でわりと安心ですし到着時は比較的るんるんしています。

今回もその例に漏れず、値段に対してなかなかの良環境です。駐車場は広大で、専用スペースこそありませんがバイクも停め放題。

 

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(20:18)

ただしこの店舗は近くにコンビニが無いのが難点。自販機を見たら阿蘇南アルプスがランダムらしく、さすが本州と九州の玄関口っぷりを感じました。

 

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(20:26)

山焼きだんご/もみじ饅頭(つぶあん・抹茶)/柿の種牡蠣の網焼き風味/おそいぞ武蔵(どら焼き)

最後のは完全に名前が面白くて買いましたハイ。

 

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(21:52)

夕食がまだのままチェックインしたものの、周囲にはコンビニや飲食店もなく。ですがホテルの1階がファミレスになっていたのでありがたく入店。カツとじ定食。

部屋に戻った後は柿の種牡蠣風味を食べつつ夜を過ごしましたとさ。

 

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(6:06)

そして4日目。おはようございます下関の朝です。

 

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(6:25)

 

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(6:40)

朝食が無料サービスなところが多いのもチェーン系の強み。きのう夕飯を食べたファミレスが朝食会場に変化します。

 

さて、下関は言わずもがな本州および中国地方の端っこ。

今日からは折り返して日本海を走ることになります。さようなら太平洋。

7時には出発し、海岸沿いを北上します。まず向かったのはこちら。

 

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(8:19)

走り続けること1時間程度。角島大橋に到着です。秋吉台同様ここにはかつて車で来たのですが、改めてバイクでの行きたさがMAXになっていたので寄ることにしました。

 

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(8:27)

橋を渡った先の角島には特に絶景が待っている……訳でもないのは以前レンタカーで来た時に判明しているので、とりあえず橋を渡りきってすぐ引き返しました。

 

【バイク駐輪場情報 角島大橋

本土側では橋のすぐ東側に大きな駐車場があります。角島側でも橋の東側にさりげなく小さな駐車スペースがあったかと思います。

 

それにしても景色がガスっています。天気予報もよろしくない日でしたが、やはりこれは降られそうです。

 

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(9:16)

一時間後、しょんぼりしながら雨装備をほどこす野郎の姿が。人間の方もカッパを着て再スタートです。

雨というそれだけで走りにくくなるのは勿論のこと、荷物のレインカバーは走行中に吹っ飛んだりするリスクが少なからずあります。荷物が気になって落ち着かなくなるので好きくないです。あとヘルメットのシールドが極端に見づらくなります。だからといってシールドを上げて走ると目を開けません。

 

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(9:36)

そして、装備を雨モードにしてから程なくして到着したのがここ、元乃隅稲成神社(もとのすみいなりじんじゃ)。最近有名になりつつある神社です。

www.nanavi.jp

 

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(9:44)

断崖絶壁と、ずらずら連なる鳥居。

 

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(9:38)

もちろん鳥居の中をくぐって歩きました。

 

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(9:40)

この神社は立地と鳥居が非常にファンタジックですが、最後に待ち構える本殿は非常に簡素です。というかコンクリのシンプルな小屋です。

 

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(9:45)

テレビでもしばしば紹介されている「日本一賽銭を入れづらい神社」たらしめている鳥居。投げ入れるのに3~4人並んでいました。鳥居の上部にあるのが賽銭箱です。入れると周囲から軽く歓声が上がります。

 

【バイク駐輪場情報 元乃隅稲成神社】

神社のすぐ向かいに無料の駐車場あり。混雑時は空き待ちで車が並んでいますが、区画のない駐車場なのでバイクなら先に行って隙間に停めることが可能です。

 

u-travel.hateblo.jp