2017年5月3日。
そうです、ゴールデンウィーク長期ツーリング企画です。
(3:44)
5/2なのか5/3なのかもはやどっちでもない気がしてくる時間に自宅を出発しました。通り道のコンビニで朝食なのか何なのかよく分からない食料と水分を購入。
(4:34)
先にルート明かしをしますと、今回は中国地方を一周します。
東京を出て自走で山陽へ突入。西へ進んで下関で折り返し、帰りは山陰を東へ進みます。分割日本一周を企む身だからこそやろうという気になるルートです。それさえなければ下関で引き返さず自走なりフェリーなりで阿蘇まで行く気がします。
(4:39)
長距離ツーリングというのは、行きたいから計画して行きたいから出発するのですが、この出発してちょっと経ったくらいというのが最高にダルいです。来た道をいずれ戻ってこなければならないと思うと憂鬱なのです。
(8:31)
ところが一度出てしまったからには何も得ずには帰れない。
一般的に朝と呼べる時間には、既に愛知県に突入していました。写真はいつもの給油場所、岡崎SA。
(10:51)
写真はそこから一気に2時間以上飛びます。
ここは京都府宇治。
(10:53)
バイクを下りて早々、山道を歩きます。山道といっても道幅は十分に広いですし、なんならそれっぽい車なら走って登れそうです。まあ入口に車止めあったので入ってくることはできないのですが。
山道と言っては平らすぎるし、普通の道とも言えないなだらかなオフロードの坂道を歩くこと約10分。
(11:04)
頂上近くの展望台に到着しました。
ここは京都府宇治の「大吉山」。
「響け!ユーフォニアム」1期の超重要シーンの舞台となった場所です。簡単に言えば可愛い女の子と可愛い女の子がここで夜景見つつ一緒に楽器を吹いてめっちゃ仲良くなるシーンです(雑)
(11:08)
(11:10)
眼下には宇治川と宇治の街が広がっています。案外手前の場所に平等院鳳凰堂があります。なんかもっと広々とした場所に建っているかと思っていました。
(11:13)
ということで大吉山でした。ユーフォの舞台巡りはまだしばらく続きます。宇治の半分くらいはいわゆる聖地巡礼になります。宇治が終わると普通の旅行記に戻るので、興味のない方はさっとスクロールしてください。
(11:29)
大吉山を下りてきて、すぐ麓にある宇治上神社。
(11:32)
世界遺産らしい。(『響け』ありきで宇治にきているので予備知識を全く入れてきていない)
参道を逆に歩き、そのまま宇治川沿いへと出ます。
(11:35)
あっ、ここ「滝先生は凄いんだから」的な場面の場所だ。
(11:37)
朝霧橋を渡って、中洲の橘島へ。
(11:39)
すると向こう側にあの「久美子ベンチ」が……!!!
※久美子ベンチ…『響け!ユーフォニアム』の主人公がTVアニメ版でよく座っていたベンチ。
(11:45)
ベンチには久美子たち……ではなくおb……お姉さんたちが座っていらしたので、お邪魔もできずこれにて退散。
久美子ベンチは「さわらびの道」という遊歩道的な道と宇治川の間にあります。さわらびの道の向こう、すぐ反対側からやたら人の気配と声を多く感じたので何かと思えば、生け垣のすぐ向こうがあの「平等院鳳凰堂」の模様。久美子たちはこんな観光スポットの目と鼻の先で楽器吹いたりイチャコラしていたのか。
(11:50)
――ということで、時間に多少余裕があったので入口まで回って入ってみることに。
(11:57)
おー10円玉。
中に入ることもできるようですが、別途2時間待ちだったので当然のようにスルーを決めこみました。
(12:00)
2時間待ち最後尾。
(11:53)
かなり大規模な藤棚があって綺麗でした。
(12:00)
遠目でもかなり古い建物なことはなんとなく見て取れるのですが、それが藤原頼道の時代だなんて言われてもぶっちゃけ実感が湧きません。それと外国人観光客がとても多かったです。
順路に従って歩いていると、鳳凰堂の周りをぐるっと一周した後は『鳳翔館』なるミュージアムに吸い込まれていきます。ミュージアムは入場料に込みです。……最後の方にある鳳凰の像以外はおおむねスルーしました。だって後の予定がつかえているんですもの。
(12:18)
平等院を離脱し、大吉山の方へ戻ります。紫式部さんがお出迎え。
背後にあるのが宇治橋です。
(12:20)
またまた『響けユーフォニアム』の話で申し訳ないですが、久美子が「上手くなりたい上手くなりたい上手くなりたい――」と言いながら走るあの道です。自分の譜面が吹けずカットを言い渡されて悔しがる久美子のシーンですが、僕もコンクール練習でほぼほぼ似たような経験をしたことがあるだけに平常心で観ていられません。つらい。
【バイク駐輪場情報 大吉山】
すぐそばに「源氏物語ミュージアム」の駐車場がありますが、バイクが停められる環境ではなくそもそもミュージアム利用者以外は使えません。
登山口の脇にベンチのある公園未満のスペースがあって、地元の方はそこに原付や自転車を停めているようです。公然と停められる場所は近くになさそうですが、バイクが停められる程度のデッドスペースはちょいちょいあるように思えます。僕がどうしたかは秘密です☆
これにて宇治は終了。聖地巡礼っぽい観光もおしまいです。
再び高速に乗って約一時間、向かう先は大阪です。中国一周と言いつつまだ近畿ど真ん中。
というのも実は僕、大阪に観光で訪れたことは一度もないのです(仕事ではある)。
そんなわけでまず向かったのは大阪城。
(13:38)
大阪……城……?
(13:44)
ちゃんとありました、大阪城。
(13:45)
再建されている大阪城天守は家康支配後の姿でして、豊臣時代の大阪城の石垣はいまも地下に眠っています。
それがマンホール大の穴の底に公開されているのですが、うーん見えたような見えないような。
ちなみにこの石垣の公開施設をこんど建設予定だそうです。
(13:57)
さすが連休、チケット売り場の時点で10分ほど並びました。しかしこの時の僕は、本当に混んだ時の城というのをまだ理解していなかったのである……。
ちなみに入場料600円。
(13:59)
チケットをもぎられ、天守に入る前に分岐が。片方は人類の叡智エレベーターを利用して上まで登るコース、もう片方は親に貰ったその足だけで勝負しに行く階段のコース。
前者はとても長い待機列ができており、一方後者は入れ食い状態。
己の体力を過信する25歳は時間も惜しいので階段コースを選択しました。
(14:00)
えらく現代的な階段です。さすが天下の台所は造りが違います。
(注:現在の大阪城天守は1931年再建の鉄骨鉄筋コンクリート造です)
昭和以降に建てられたいわゆる復興天守の中では第一号。21世紀となってはもはや復元天守さえ歴史的建造物と言えるかもしれません。
(14:03)
5分も経たずに最上層へ。途中の階は史料の展示が行われていますが、総スルーしました。混みすぎていて行く気になれませんでした。
(14:04)
そして日本人が少ない。圧倒的に少ない。
(14:05)
(14:10)
まあ、日本で一番アクセスのいい天守かもしれませんしねえ……。
【バイク駐輪場情報 大阪城】
(13:26)
大阪城は一帯は大阪城公園となっており、公園付属の駐車場があります。
森ノ宮駐車場の入口脇にスペースがあり、そこにたくさんの原付その他スクーターが停まっています。オフィシャルな駐輪場かは微妙ですがいっぱい停まっています。無料です。