(11:29)
青宝トンネルを通って池の沢(カルデラ内部)へと戻ります。
(11:40)
はい、先ほどさび止め塗装だったトラックの平ボデーがすっかり青くなっていました。
ふれあいサウナの前まで戻ってお昼にしようとしたら、調理器具(後述)が全部埋まっていました。仕方がないのでまたしばらくその辺をうろつきたいと思います。
丸山遊歩道
(11:52)
ひんぎゃ(=「火の際」が語源)の脇を歩きます。沿道からしゅーしゅーと水蒸気が。しかし硫黄臭くはありません。
(11:56)
右手の階段を登ります。
向かったのはお鉢巡りです(丸山遊歩道)。2重カルデラのうちの内側(丸山)の縁の上をぐるっと歩きます。そんなに大きくないので寄り道しなければ30分もかかりません。
(11:58)
(12:09)
(12:14)
基本ずっとこんな道です。山道といえば山道ですがアップダウンはそこまで激しくありません。
(12:16)
(12:16)
お富士様と呼ばれる神社。丸山の最も高い部分に位置します。
この丸山遊歩道は全体的に見晴らしとは無縁ですが、一箇所だけ開けた場所があります。
(12:20)
それが噴気孔群「ひんぎゃ」のすぐ上に位置するこの場所。写真映えはしませんが、カルデラのど真ん中で360度ぐるりときれいに山に囲まれた光景は、なかなかに見ごたえがあります。
(12:24)
せっかくなので跳んでおきます。
(12:27)
ふれあいサウナやその前の地熱窯周辺にいる人たちも良く見えます。ひんぎゃの斜面を駈け下りてサウナの前までいけるんじゃなかろうか(危ないです)。
そしてこの地熱窯こそがお昼ごはんの要。上から見ていた感じ空きが出たようなので、丸山を下りてランチタイムとしましょう。
ちなみにこの時、ちょうど島の防災無線(全島放送)が流れました。行けると判断し今朝八丈島を出た船(あおがしま丸)が、三宝港周辺の海上不良により接岸せず引き返したとのこと。絵面のやるせなさに思わず吹き出しましたが、昨日これが起きていたら自分はどうなっていたことやら……。
ひんぎゃ弁当
(12:39)
これが本日の昼食です。ごはん、鮭のホイル焼き、鶏のトマト煮込み、たまご、じゃがいも、ソーセージ、お茶をクーラーバッグに詰めて一式。
というのも、今朝宿を出発する前、宿の方に持たせてもらいました。つまり朝からここまでずっとリュックと共に背負い続けていました。
青ヶ島には居酒屋以外の飲食店無いため、宿では3食提供が普通なのですが、希望すればこうしてふれあいサウナ前の地熱窯で蒸して食べる用の「ひんぎゃ弁当」を持たせてくれる宿がほとんどのようです。「ひんぎゃ弁当」は宿の予約時点で希望を聞かれ、宿に到着した時も確認してもらえました。追加料金などは特にありません。
(9:58)
この窯の中に、
(12:42)
ごはんとお茶以外の食材をすべてぶち込んでフタをする。(ジップロックの口は開けておく)
(12:44)
足元のレバーを縦にすれば蒸気が釜の中に噴き出て、食材を蒸してくれます。
調理方法や時間はひんぎゃ弁当を受け取る時に教えて貰えますが、この時は40分程度でした。
(12:48)
近くの東屋で休憩。
(13:25)
時間になったらレバーを横にして蒸気を止め、釜から食材を撤収。
(13:29)
これが御宿為朝さんの「ひんぎゃ弁当」です。ウルトラおいしい。
人がほとんどいなくなったので東屋を出て地熱窯の前でごはんを食べました。すると通りがかった他の観光客から、「余って食べきれないから」とゆでたまごを4つ貰いました。僕も1つ持っているんですが……。
ふれあいサウナ
(14:02)
昼食を済ませたら池の沢のメインイベント、ふれあいサウナです。利用料300円、サウナ用のマットが付いてきます。実は普段サウナにはほとんど入らない人間です。
(14:17)
利用客が誰もいなくなったタイミングで一枚。サウナはこの奥にあるのですが、普段入り慣れていない人間からするとこの洗い場の時点でかなり十分な蒸され具合です。サウナの中は非常に暑かったので3分くらいでしっぽ巻いてきました。
(14:13)
脱衣所脇の休憩スペース。
(14:42)
ちなみに男女に分かれる前の場所にも休憩所があります。一日の利用者全員を同時に休ませてなお余りある広さがあるんじゃなかろうか。
(14:44)
以上、全裸タイムでした。
(14:55)
丸山のアポロチョコばりのなみなみは、低い方が植林された椿、高い方が本来の樹木なわけですが、間近で見るとこんな具合になっています。中央で奥に向かっているのが椿、両脇が本来の森林です。
さて、これから歩いてどこへ行くかというと、集落まで戻ります。そうです歩きです。行きは車で送ってもらったあの道をです。
(15:00)
ところで、さっきから道の脇に生えているこれ、絶滅危惧種のオオタニワタリだと思うんですが。
(15:00)
いつの時代の釜なんだろうか。
(15:01)
見えるでしょうか、山の壁面に見える白いガードレール。これから行く道です。軽く眩暈しそうです。
(15:03)
いやだからオオタニワタリめっちゃ生えてますやん。
(15:04)
(15:05)
(15:05)
にゃん。
(15:08)
青ヶ島村章です。
(15:11)
(15:11)
(15:19)
こんな人口の少ないところにセメント工場なんて作ったって……と一瞬思いましたが、港や道路のゴリゴリ固められた法面を思い出し納得しました。
流し坂
(15:20)
さて、これから峠越えです。
(15:25)
明日の帰りの交通手段はヘリで、ヘリポートは集落(岡部地区)にあるため、池の沢地区はこれっきりとなります。じっくりじわじわと見納めです。
(15:29)
途中で分岐に差し掛かります。左手の急な坂は「流し坂」と呼ばれる旧道。直進方向は平成流し坂トンネルというトンネル経由での道です。現在主に使われているのはトンネルの方で、旧道は交通量が実質皆無です。
(15:29)
(15:29)
(15:33)
(15:34)
面白いくらいに使われている気配がありません。最後の苔なんか、絨毯の上を歩いているかのようにふかふかでした。
(15:30)
(15:35)
景色はちょいちょい良い感じです。
(15:36)
上の終点には車止めがありました。倒れていましたが。