出かけた時から帰り道

バイクや車やフェリーや列車や飛行機や自転車による旅行記群、分割日本一周の記録です。VTR-F乗り。

青ヶ島旅行記【2】青ヶ島集落(岡部地区)散策

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(13:20)

宿のお迎えの軽バンに揺られ、村落の宿を目指します。

港は当然ながらカルデラの外にある訳ですが、ここから都道「青宝トンネル」と呼ばれる港と島内を結ぶ唯一の道を抜けて、

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カルデラの中に突入しそのままカルデラ内を半周。カルデラ内部の一帯を池の沢と呼びますが、定住者はほとんどいません。

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(13:33)

峠を越えてカルデラの外へ。

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(13:38)

カルデラを出てしばらくすると集落へと差し掛かります。小さな島ですが、アップダウンと蛇行が激しいため面積のわりに時間が掛かります。

宿に着いたら、送迎してくださった方が玄関を開けるなり中の人を呼びました。……えっ貴女宿の人じゃなかったんですか

中から正真正銘宿の方が現れ、さっきまで宿の方と思って車内でずっと喋っていたお相手はそそくさと車に乗り込んでその場を去りました。どうやら僕の送迎を頼まれていただけで、宿の人ではなかったらしいです。

今回利用する宿は「御宿 為朝」さん。宿については後述しますので、とりあえずここでは割愛。食堂スペースで昼食をいただき、早速青ヶ島の散策へ。

 

青ヶ島集落(岡部地区)散策

今日はもう時間的にあまり遠出もできないので、集落周辺を歩いて回ります。

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島内の観光には、観光パンフレットに記載された手描きのマップが最強に役立ちます道幅や方角、距離感などもほぼ忠実なので、手描きといえど実用性は抜群です。島内全域の地図と、集落(岡部地区)を拡大したものの2種類が記載されています。

www.vill.aogashima.tokyo.jp

2種類のマップは青ヶ島村のWebサイトでも見ることができます。本記事もどうぞこれらと照らし合わせながらご覧ください。

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宿から歩きだしてまず目についたのは「居酒屋もんじ」島内に2軒しかない居酒屋の片方です。

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前を通る道は都道236号青ヶ島本道。恐らく島内唯一の都道にしてメインストリート。港から集落に至るまでの道もこの青ヶ島本道です。

点在する民家には空き家や空き家なのかよく分からない家が点在します。明らかに生活感のあるお宅の前では、港から運んできたであろう荷物を車から下ろしている光景が見受けられました。個人のお宅なので写真は控えますが、下ろされる荷物にはAmazonの段ボールも結構な量あって、ルートは特殊でも同じ物流が行き届いていることを実感させられました。

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(14:14)

居酒屋「おじゃれ杉の沢」。もんじと対をなすもう片方の居酒屋です。2軒しかないとなると、島の方はどうやって2軒を使い分けチョイスしているんだろう……? ちなみにこちらは民宿も営まれています。

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杉の沢のはす向かいにある火力発電所。もちろん島内唯一

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地蔵坂。こことこの先の塔の坂は、マップに書いてある通り急で狭いです。なんなら一部苔もむしていて、車が通った気配が明らかに少ないです。

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(14:18)

登った先にあるのが、佐々木次郎太夫の墓

江戸時代の天明期、青ヶ島は噴火を起こしました。島民約300名(今より多い……)八丈島への脱出を試みますが、うち1/3以上は逃げることが叶わず命を落としたとのだそう。避難した八丈島での待遇は良いものではなく、島民は半世紀かけて青ヶ島への帰還と復興を果たしました。

還住 - Wikipedia

その帰還(=還住)と復興を果たした際の青ヶ島の名主が佐々木次郎太夫さんだということです。

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(14:20)

塔の坂。ふくらはぎと太ももが笑う。

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塔の坂を下って都道に出たら、集落の中心部へと戻ります。こちら駐在所。パトカーはさすがのジムニー

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集会室・図書・武道館。複合施設っぷりが凄い。この真向かいが村役場なのですが、写真を撮り忘れています。

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村役場前の案内板。なんだか雰囲気がちょっぴりポップ。

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(14:27)

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(14:27)

島唯一の信号。が、ぶっちゃけ信号機が必要なほど車通りがありません人口1800の神津島ですら信号は島に一箇所しかないのですから、1/10くらいの人口の島には本来必要ないのです。とはいえ何も意味がないというわけではありません。

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なぜなら目の前は学校(小中学校)だから。信号とは何たるかの学習用を兼ねて設置されているようです。押ボタンを押すと速攻で信号が変わります。

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信号の向こうには広場とステージと体育館。村の祭などはここで行われるようです。

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(14:30)

桁下の注意表示を付けたって何の役に……と思いきや、島では法面工事などが行われている関係で工事車両がそれなりの頻度で走っています。

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学校は広くてそして綺麗。生徒数よりも教師の数の方が多いとのこと。

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こんなところにも新島のモヤイ像が。

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そしてこちらがモヤイ像ではなく還住像。先述の還住を記念するもので、名主の佐々木次郎太夫をモデルとしているんだとか。等身大くらいの大きめな像かと思いきや、意外と小ぶりでした。

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還住像の隣にある公園。奥の方に若干アスレチック寄りの遊具があります。

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港と池の沢地区を結ぶ重要な青宝トンネルが、大人一人も満足に通れない大きさになって再登場。

 

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次は青ヶ島の経済の中心地へ。まずは島唯一のガソリンスタンド。島内交通はほぼ車に頼りきりなので必須の店舗です。手前側の隣にはレンタカー屋さんがあります。

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そして島唯一の商店『十一屋酒店』。看板らしい看板がなくドアに営業時間が書かれているだけですが、よくよく考えてみれば島内唯一なんだからそこに店があることをわざわざアピールする必要がないことに気付く。

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(14:38)

猫の存在感。

ちなみに商店とレンタカーとガソリンスタンドは、同じお宅が経営されているとかなんとかいう話が。あくまでネット情報で自分では未確認ですが、そうだとしたら島の経済の掌握に成功している……。

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十一屋酒店の周りには猫がいっぱい。

 

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(14:46)

神子の浦展望広場。360度ぐるりと断崖絶壁なので、島の中で波打ち際を見られるスポットは意外と少ないです。

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「広場」って言いますが、道路から一段高いこのスペース、もののみごとに三角形で広場っぽくないです……ベッドタウンのデッドスペースをとりあえず芝生にしたようなそんな形です。散々な表現をしましたが見晴らしの良さは確かです。

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集落へ戻るよ。

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 治外法権ありそう(偏見)。

 

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次に向かったのは集落の中にある渡海神社。民家の脇にさりげなく入口があって分かりづらいです。

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良いよーこの雰囲気良いよー。

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見栄えのする珍しい石段ですが、なかなかに足場が定まらないです。

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石段の上。真ん中に立てられたこれは鳥居なんでしょうか……? 何に対して拝めばいいのか最早よく分かりませんが、とりあえず鳥居もどきの真ん中で参拝してきました。

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上から見た石段。うわあ歩きづらそう……と思いましたが、僕たちはまだこの島の石段の本当の恐ろしさを知らない。

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NTTの建造物。160の島民や観光客が利用するLINEやメールやエロサイト(偏見)はみんなこの基地局を介しているんだろうか。