出かけた時から帰り道

バイクや車やフェリーや列車や飛行機や自転車による旅行記群。VTR-F乗り。分割日本一周計画遂行中。

二輪教習日記【4】




教習4日目です。

時限数で言えば6・7時限を2コマ連続で受けます。

第一段階は合計9時間なので、そろそろ折り返し地点が見えてきたかなというところ。


ところで、ずっとタイトルにしてきた「教習原簿」とはこういうもの。

20150627.jpg

学生証と出席簿と成績表がひとつになったようなもので、判子がだんだん増えていくのが見ていて楽しい書類です。

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1コマ目は、先週行った平均台スラロームのおさらい&仕上げです。


スラロームは安定的に7秒前後でクリアできるので特に問題なし。

パイロンが自分の横を通り過ぎたかなーくらいのタイミングで、ほんのわずかエンジンを唸らせる程度にスロットルを回す。それだけでそこそこ加速して勢いを保つことができるみたいです。
それをやっているのといないのとではだいぶタイムが変わります。
それにしても教官のスラロームの無駄の無さには惚れ惚れするレベル。


ちょっとつまづいたのが平均台
序盤はそもそもの成功(=平均台を渡りきる)率が半分程度まで落ち込むという。
この日の教習車スロットルやギアの具合にしばらく慣れなくて(言い訳)

スロットルはまだいいのですが、ギアの入り具合の個体差ってわりと運転への影響が大きい。
履いていく靴によってもコンディションが変わる印象なので、その辺気になる人は教習に行く靴は固定の方がいいかもしれませんね。


平均台も、中盤あたりからは安定してできるようになりました。
失敗の原因は極端に低速で渡ろうとしていたこと。
7秒以上でOKなところを10秒とか11秒だとかで渡っていたので、思い切ってスタートは速度に乗せていくことにしました。

一時停止場所から台に乗るまではわりと順調に加速して安定させ
→前半部分はほぼ何も触らずにニーグリップを意識
→半分越えたあたりから右足のリアブレーキやクラッチを使って減速していく。

これでも9秒台は堅くいける。
前半で速度を出しつつもしっかり安定させた分だけ、後半になってガッツリ減速ができるようになるのです。


途中で一度これら2種を離れ、クランクやS字カーブにも連れて行かれました。
スラローム平均台の練習がクランクやS字カーブにも大いに有用であることに身をもって気付いたのはこの時でした。
どれくらいのスピードで車体のバランスは取れるのか、このスピードならどこからクラッチを切っても走ったり曲がったりできるのかetc…を、なんとなく身体で理解し始めた感覚です。

……クランクでパイロンひとつ倒したけど。


そんな具合で、特に問題もなく1コマ目を終えました。
問題は無かったけど平均台で発進する時いつもエンストこきかねないトルクになるのが怖い。ちゃんとふかそう。


今日は比較的涼しく雨も降っていなかったのですが、その結果ここに来てようやく
「エンジンを脚に挟んで乗る乗り物は暑い」
ということを知りました。

跨って停止していると、むわっとした空気が足元から湧き上がってくるんですよ。
ライダー達が「走っている時だけ気持ちいい」とよく言う理由が分かりました。


それと、ギアをN(ニュートラル)に入れて停止して待っている時にタンクをペコペコ叩くのが楽しいです。
(マニュアル操作のバイクで、運転手の座席のすぐ前、お腹に抱えたような形になるぽっこりした部分は燃料タンクなのです)
わりと高くて響く音がするので、大相撲のオープニングで流れる寄せ太鼓を意識して遊ぶのが最近のマイブーム。



2コマ目。

シミュレーターです。
4輪の免許を取ったことのある方なら「あああれのバイク版なのね」と察しがつくと思います。でも2輪だとシミュレーターって合計3時間あるらしいっす。

シミュレーターってなんだよって方のために、教官の言葉を借りてざっくり言うと、

「ゲーセンのやつより酔いやすいやつ」

です。
まさしくそんな感じです。
操作系統の具合は実物とほぼ一緒で、違うのは車体が傾けられないことくらい。ハンドルだけで曲がりに行くあの違和感はすごい。

で、そいつで何をするのかというと、原簿に書かれている言い方をすれば「車両の特性を掴む」のが今回の目的。
いわく、4輪車には

①走る
②曲がる
③止まる


の3つの特性がある。

一方で、2輪車はこれら3つに加えて

④倒れる

という第4の特性がある。

……やったじゃんすごいじゃんバイク! 4輪よりも出来ることが多いよっ!!!!!

ということで、転倒という2輪ならではのリスクを減らすべく、急停止やコーナリングに潜む危険をシミュレーションで学ぶのでした。



急制動(急停止)

架空の直線を時速40キロベタ走り。景色の中にあるGOの表示がSTOPに切り替わったら急ブレーキを掛けて停止。
バイクは前後輪のブレーキがそれぞれ右手右足に分かれているので、それを前7:後3くらいの制動率で働かせると、短い距離で止まれるのです。
ただブレーキを瞬時に強く掛ければいいというわけでもなく、闇雲にぶちかますとタイヤがロックする(路面の上を滑る)のでむしろ制動距離(止まるまでの距離)は伸びます。
余談ですがこの現象を機械制御で防止しようというのがABSというやつですな。

シミュレータ上では40km/hからの制動距離11mというなかなかの数字を叩き出しましたが、現実には揺れも慣性もビビリもあるわけでこんな優秀に止まれる気がしない。


コーナリング

R(半径。路上ではコーナリングのきつさを円半径で表します)がどんどんきつくなっていくコースを、時速60kmでひた走る。
普通なら絶対に減速するよなっていうカーブにも60のまま突っ込む。
なんとか曲がりきって一周したところで、

「じゃあ次は濡れた路面にしまーす」

最後の一番きついカーブでスリップして曲がりきれず、反対車線を突破してガードレールに激突を果たしました。
生徒は僕ともう1人いたのですが、もう1人の方は時速60kmで差し掛かったマンホールの上をカーブして、ド派手に横転させられていました。


技能教習とはいえシミュレータを使っていたのは半分くらいの時間で、あとは教官のお話。
話の中には随所に本人のバイク好きっぷりがにじみ出ていて、なんだかうきうきしました。

ちなみに本日は転倒0回、エンストを発進時に1回でした。


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